葉酸サプリおすすめランキング10選!人気商品を妊娠・妊活女子・管理栄養士が比較

妊活や妊娠中は、葉酸のサプリメントを摂取した方が良いと聞いたことがある方も多いですね。
葉酸は赤ちゃんの発育に欠かせない栄養素でありながら、多くの女性に不足がちな栄養素でもあるのです。そのため、国からもサプリメントでの摂取が推奨されています。
そこでMYREVOは、市販の葉酸サプリを購入し、それぞれの特徴をランキング形式でまとめました。
管理栄養士さんや、妊活中、妊娠中の女性が1品ずつ、葉酸サプリを実際に飲んだ上でレビューをしています。葉酸サプリを選ぶ際にお役立てください。
葉酸サプリの効果
厚生労働省により妊活・妊娠中はサプリメントによる摂取が推奨されている葉酸ですが、どのような効果が期待できるのでしょうか。
まずは、葉酸が赤ちゃんにもたらす効果を学んでいきましょう。
妊活に葉酸は欠かせない

ビタミンB群の一種である葉酸は、厚生労働省により妊活中・妊娠中の女性は、1日400μg(マイクログラム)をサプリメントから摂取することが推奨されています。実際に、葉酸の摂取が不足すると、死産・流産のリスクや、赤ちゃんの先天異常のリスクが高まることがわかっています。
妊活中・妊娠中は非妊娠時よりも約1.8倍の葉酸が必要です。しかし、現代の女性はどの年代も必要な葉酸量の半分程度しか摂れていません。
そのため、サプリメントを活用して不足しがちな葉酸を摂取することが推奨されています。
葉酸サプリが必要な理由

葉酸サプリの活用が推奨されている理由は、自然食品から葉酸を摂取することが難しいという背景もあります。
そもそも、葉酸には2つの種類があります。自然食品に含まれるものを「ポリグルタミン酸型葉酸」サプリメントに含まれるものを「モノグルタミン酸型葉酸」と言います。
自然食品に含まれる「ポリグルタミン酸型葉酸」は加熱調理に弱く、水に溶けやすい性質があり、サプリメントに含まれる「モノグルタミン酸型葉酸」と比べて吸収率が約半分なのです。
実際に、1日に必要な葉酸を食事だけで摂取しようとすると、ほうれん草であれば6束、ブロッコーであれば8房、ピーマンであれば36個を食べる必要があります。
これは現実的に摂取できる量ではないため、サプリメントを服用して、葉酸を摂取する必要性があるのです。
いつ飲むの?サプリを飲むタイミングとは
葉酸サプリは、妊娠を計画したら飲み始め、妊娠12週目までは飲んだ方が良いとされています。
ここでは、葉酸サプリを飲み始め、飲み終わりのタイミングと、その理由を詳しく説明します。
妊娠中(妊娠初期)

妊娠初期(特に妊娠12週目まで)は葉酸サプリを活用しましょう。
妊娠初期は、赤ちゃんの細胞分裂や神経管(脳や脊椎)の形成が盛んに行われる期間です。葉酸はDNAや細胞の生成・再生の役割を担い、赤ちゃんの細 胞分裂や神経管(脳や脊椎)の形成の大切な材料です。
妊娠12週目までの間に葉酸の摂取量が少ないと、赤ちゃんの神経管(脳や脊椎)が十分に形成されず、神経管閉鎖障害を引き起こすリスクが高まってしまいます。そのため、妊娠初期は葉酸サプリの活用がおすすめです。
妊娠前(妊活中)

葉酸サプリは、妊娠前(妊活中)からの摂取が推奨されています。
受精して1~2週間が経つと、赤ちゃんの中枢神経(脳と脊椎)が作られ始めます。特に、赤ちゃんの神経管は受胎後 およそ 28 日で閉鎖するため、妊娠が発覚してから葉酸サプリの摂取を始めたのでは、受精から妊娠発覚までの期間に葉酸が不足してしまいます。
そのため、葉酸サプリメントは、妊娠をしていなくても、妊活を始めたら飲み始めるべきものであることを理解しておきましょう。
これらの理由から、葉酸サプリメントは妊活・妊娠中に欠かせないサプリメントだと考えられており、赤ちゃんのためのサプリメントとも呼ばれるのです。
いつまで飲むの?妊娠中期・後期・授乳期

厚生労働省が推奨しているのは、妊娠1ヶ月前から妊娠3ヶ月目までですが、妊娠中期以降〜授乳期も葉酸サプリの活用をおすすめします。
これは、妊娠中期以降や授乳期にも厚生労働省により葉酸の付加量が定められているためです。
妊娠中はお腹の赤ちゃんに栄養を届けるために、葉酸の付加量は妊娠中期以降も「+240μg(マイクログラム)/1日」、授乳期は母乳を通じて赤ちゃんに栄養を届けるために、葉酸の付加量は「+100μg(マイクログラム)/1日」と定められています。
この時期の葉酸摂取は赤ちゃんの成長のためだけでなく、母体の健康のためにも重要です。鉄不足が原因だと知られている貧血ですが、実は葉酸不足でも起こります。
葉酸は赤血球の造血に関わっています。そのため、葉酸の不足は巨赤芽球性貧血(悪性貧血)という種類の貧血を引き起こします。この貧血は妊娠中・授乳期に多く見られます。妊娠中期以降や授乳期にも葉酸サプリを継続して摂取し、貧血予防に取り組みましょう。
また、葉酸が不足すると、動脈硬化の原因となる血清中のホモシステイン含量が増えることもわかっています。葉酸は動脈硬化の予防も期待できるので妊娠中期以降にも積極的に摂りたい栄養素なのです。(※1)
葉酸サプリを徹底比較

ここからは、市販の葉酸サプリを実際に試飲した上でレビューしていきます。
ランキング形式でご紹介しますので、あなたの飲みたいサプリをぜひ見つけてください!
市販の人気サプリ10選
今回に飲み比べた葉酸サプリはこちらの10商品です。
大手のECサイトや、MYREVO編集部にあつまる声を参考に、人気の10商品を取り寄せました。

レビューにあたり、MYREVOでは質の高い比較・評価を実現するために「妊娠中の女性(浅野さん)」、「妊活中の女性(倉本さん)」、「成分分析のプロである管理栄養士(岩井さん・淵江さん)」、この3つの立場の人たちに集まっていただきました。

葉酸サプリの選び方
今回、葉酸サプリをレビューする際に大切な観点として次の5つを設定しました。

1.配合成分で選ぶ
今回比較した葉酸サプリは全て、国が定める推奨量の400μgが1日で摂れるように配合されていました。
そのため、葉酸の含有量ではサプリの良し悪しに差がつきません。
そこで注目したいのが、妊娠前後の悩みの解消が期待できるこちらの成分。

葉酸サプリには様々な配合成分が含まれていますが、上記の成分に特に注目すると良いでしょう。今回は上記成分の配合バランスと配合量を評価の対象としています。
2.安心・安全で選ぶ
自分の体だけでなく、赤ちゃんの体にも届くものだから、安心・安全はしっかり確認しておきたいところです。
そこで、サプリメントの安全性の1つの基準となるのが、GMPの認定工場で製造がされているかどうか?です。
「GMP認定」は医療品の製造に必要な認定です。そのため、葉酸サプリ製造の際に必須とされているわけではありませんが、品質を保証するために「GMP認定」を得た工場で製造を行っている会社もあるので有無を確認しておきましょう。
3.飲みやすさで選ぶ
葉酸サプリを飲みやすさで選ぶ場合は、次の3点を確認すると良いでしょう。
葉酸サプリはメーカーによって1日に飲むべき粒の数や、粒のサイズが異なります。
また、粒の匂いも無臭の物から、独特の匂いがするものまで様々です。特につわりの際は、匂いや粒の大きさにより敏感になるので、無理なく飲み続けやすい物を選びましょう。
また、パッケージもボトル型やチャック型、個別包装型などメーカーにより異なります。持ち運びをするのか?自宅に置いておくのか?自身の使い方に合わせて選びましょう。
4.価格・コスパで選ぶ
価格を確認する場合は、単月購入ではなく、まとめ買いや定期コースでの価格を確認することがポイントです。
前述の通り、葉酸サプリは妊活中〜妊娠後も継続的に飲み続けるもの。
それを見越して定期お届けのコースであれば割引価格で購入できるシステムのメーカーがほとんど。継続的に飲むつもりで、割引価格を確認すると上手に買い物できるでしょう。
5.サポート体制で選ぶ
葉酸サプリ購入後のサポート体制も確認しておきましょう。
メーカーによっては、購入後に電話やセミナーで妊活・妊娠中の栄養相談を受け付けているところもあります。
また、定期コースで購入する場合は、購入後の解約条件なども重要です。購入後のことも踏まえて、ご自身の求めるサービス・条件かどうかを確認しておきましょう。
お試し済み!葉酸サプリ人気おすすめランキング
ここからは市販の人気葉酸サプリをランキング形式でご紹介します。
ランキングの付け方・評価方法
ランキングは下記の5観点それぞれで採点をした上で、最後に総合評価つける形でまとめています。
それぞれの観点で☆5つの5.0点を最高評価として採点しました。それでは、実際のランキングをご覧ください!